ACRT000PRB000BT000EU.jpg Slamp Accordeón Battery portable lamp with a pleated white Lentiflex shade, brass-coloured stem and black base
on September 29, 2026

Slampのコードレスランプ4種を比較:Accordeón、Tulip、Lafleur、Clizia

Slamp(スランプ)には、ダイニングテーブルで使われることの多いコードレスのテーブルランプが4つあります。Accordeón、Tulip、Lafleur、Cliziaです。素材も充電式という形式も共通していますが、高さやベース、シルエットの違いは食卓の雰囲気を変えるほどはっきりしています。この記事では寸法を並べて比較し、どの形がどんなテーブルに合うかを解説します。

ローマの工房から生まれた4つのランプ

Slampは1994年、ロベルト・ジリアーニによってローマで創業しました。ガラスではなくテクノポリマーで評価を築いてきたブランドです。独自のシート素材Lentiflex®は、手作業でカットし、プリーツを寄せ、カールさせ、成形することができ、吹きガラスでは壊れやすかったり実現できなかったりする形を生み出します。それでいて軽く丈夫なので、毎晩テーブルまで持ち運ぶのにも向いています。ここで紹介する4つはいずれもシェードにLentiflex®を使い、CliziaにはCristalflex®も加わります。

デザイナーは3人です。オーストリア生まれでミラノを拠点とするインダストリアルデザイナー、マーク・サドラーは、コンパッソ・ドーロ賞を複数回受賞しており、AccordeónとTulipの両方を手がけました。プラスチックや複合素材を軸にキャリアを築いてきた彼は、ほぼすべてをポリマーで作るメーカーにとって自然なパートナーです。Lafleurはマルカントニオ、Cliziaはアドリアーノ・ラケーレのデザインです。こうして生まれたのは、はっきりとした共通言語を持つ小さなファミリー。手仕事による半透明のシェードをコンパクトなベースに載せ、ケーブルの取り回しを考える必要がありません。

白いベースと黒いベースにそれぞれ載った、プリーツ状の白いLentiflexシェードと真鍮色のステムを持つSlamp Accordeón Batteryランプ2台
Accordeón Battery:細いステムにプリーツ状のLentiflex®ドラムシェード。ベースは白または黒。

寸法を並べて比較

ダイニングテーブルで特に重要な数字は3つです。光が目線より下にくるか目の高さにくるかを決める全高、皿やグラスのスペースをどれだけ使うかを決める設置面積、そしてテーブル上で視覚的にどれだけの存在感を持つかを決めるシェードの幅です。

Accordeón BatteryTulip BatteryLafleur BatteryClizia Battery
デザイナーマーク・サドラーマーク・サドラーマルカントニオアドリアーノ・ラケーレ
高さ32.7 cm38 cm26 cm25 cm
サイズ13 x 13 cm15 x 8.5 cmØ 15 cm27 x 27 cm
ベースØ 8.5 cm、高さ3 cmゴールドのクラックル仕上げのディテール、白または黒マットな磁石式ベース、白または黒マグネットシステム
正味重量0.47 kg0.5 kg0.2 kg0.63 kg
素材Lentiflex®、アルマイト処理アルミニウムLentiflex®、アルマイト処理アルミニウムLentiflex®、銅線Lentiflex®、Cristalflex®
フォルムステムに載ったプリーツのドラム曲線を描くステムに一輪の花ワイヤーのステムに開いた花低く広がる雲のようなクラスター
おすすめ長いテーブル、複数並べて幅の狭いテーブル、一灯のアクセントに小さなテーブル、数台まとめて丸いテーブル、中央のセンターピースに

表を見ると、違いがはっきり分かれます。TulipとAccordeónは背が高くほっそりとしたペアで、小さなベースの上にステムで光を持ち上げます。LafleurとCliziaはどちらも高さ約25 cmの低いペアですが、ボリュームはまったく異なります。Lafleurは重さ0.2 kgで花の直径は15 cm、一方のCliziaは幅27 cmあり、存在感のある彫刻的な塊として目に映ります。

AccordeónとTulip:マーク・サドラーによる背の高いペア

Accordeón Batteryの形は、プリーツを寄せた布やアコーディオンの蛇腹から着想を得ています。サテンホワイトのシェードは直径13 cm、高さ7.5 cm。半マットのアルマイト処理アルミニウムのステムに支えられ、ベースは直径わずか8.5 cm、高さ3 cmです。この小さなベースこそが実用上のポイントで、ワイングラスとほとんど変わらないスペースに収まります。高さ32.7 cmのシェードは皿の上に位置しながら、向かいの席への視線を遮りません。プリーツを通した光は均一でやわらかく拡散します。カラーはPrisma BlackとPrisma White。Slampによれば1回の充電で最大60時間点灯し、複数台をまとめて充電できる専用ステーションも用意されています。長いテーブルに何台も並べる使い方に向いているのはそのためです。

ワイングラスの横、セッティングされたダイニングテーブルで灯る、曲線を描くゴールドのステムに手成形の白い花を載せたSlamp Tulip Batteryランプ
セッティングされたテーブルのTulip Battery:高さ38 cmで、4つの中で最も背の高いモデルです。

Tulip Batteryは高さ38 cmで最も背が高く、最も具象的なデザインです。花はひとつずつ手で成形されるため、同じものはふたつとありません。葉のようなパーツを添えた曲線のステムが、ゴールドのクラックル仕上げのディテールを施したベース(白または黒)から伸びています。設置面積は15 x 8.5 cmで、幅の狭いテーブルやサイドボードの端にぴったりです。花が高い位置にあるため、光だまりをつくるというより、すっと立つ一点のアクセントとして映ります。会話するふたりのちょうど間に来ない位置に置くのがおすすめです。LEDは調光可能で、交換しやすい設計になっています。

LafleurとClizia:背の低いペア

Lafleur Battery Portable Lampは、Lentiflex®のフリルが開いた花を細い銅線のステムで支えたランプで、高さ26 cm、直径15 cmです。シェードは熱を加えて手で形づくられるため、一つひとつにわずかな違いがあります。重さ0.2 kgと4つの中で群を抜いて軽く、Slampはその点にしっかり対策を講じています。マットなベース(白または黒)は磁石式で、テーブルクロスの下に敷ける金属ディスクが付属しており、目に見える固定具なしでランプを安定させられます。光源は内蔵の1.3 W LEDで、150 lm、2700 K。最大光量で6時間、調光時は最大60時間点灯し、ソフトタッチの調光ボタンを備えています。仕上げはPrismaとVelvetから選べます。

フリル状のLentiflexの花のシェードを持つSlamp Lafleur Batteryランプ2台。黒いベースにゴールド、白いベースにクリア
Lafleur Battery:銅線のステムに咲く高さ26 cmの花を、磁石式ベースが支えます。

Clizia Batteryは27 x 27 cm、高さ25 cmと、幅では他を大きく上回ります。アドリアーノ・ラケーレは、雲や木の梢のように配した多数の小さなモジュールでシェードを構成しました。光は一様に広がるのではなく、反射と影に分かれて揺らめきます。名前の由来は、太陽を追う花に姿を変えたとされるギリシャ神話のニンフ、クリュティエです。テーブルの上ではセンターピースとしてふるまい、向こう側を見通せるほど低く、それでいて中央を占めるだけの広がりがあります。Battery版はマグネットシステムを採用し、Mama Non Mamaの複数の仕上げ(ダークまたはライトのベースにゴールド、ブラック、ホワイト)とFuméが揃います。

カクテルグラスが並ぶダイニングテーブルで灯る、ダークなベースにゴールドのモジュール式シェードを載せたSlamp Clizia Batteryランプ
Mama Non Mama GoldのClizia Battery:幅27 cm、高さ25 cm。

ダイニングテーブルに合わせた選び方

まずは視線の高さから考えましょう。席に着いたとき、背の低い2つのランプなら光が会話の目線より下に収まり、テーブル越しに互いの顔がよく見えます。LafleurとCliziaはどちらも約25 cmなので、向かい合う距離が近いテーブルでは最も安心な選択です。32.7 cmのAccordeónはシェードを高く持ち上げますが、ステムが細いため視線は自然にその周りを抜けていきます。38 cmのTulipは、テーブルのど真ん中よりも端やサイドボードに置くほうが映えます。

次に、設置面積とテーブルの形を考えます。長方形の長いテーブルには繰り返しが似合います。Accordeónを3〜4台、中央のラインに沿って並べれば、ベースが8.5 cmなので場所をとらず、どの席にも光が届きます。4人掛けの丸テーブルなら、中央にCliziaをひとつ。幅27 cmのボリュームが、ゆったりとしたセンターピースになります。小さなビストロテーブルやバルコニーのテーブルにはLafleurが合います。4つの中で最も場所をとらず軽量で、磁石のディスクがクロスの上でもしっかり安定させてくれます。

最後に、求める雰囲気を考えてみてください。Accordeónは最も建築的で、複数並べやすいランプです。Tulipはひとつのジェスチャーであり、単独で置いてこそ生きる一輪の花です。Lafleurは繊細で、ペアや小さなグループで置くと美しく、特にPrismaとVelvetを組み合わせると効果的です。Cliziaは最も装飾的で、その重なりを見せるには周囲に余白が必要です。

4つとも充電式のコードレスなので、その夜に置いた場所が定位置になるわけではありません。同じランプを、あとでダイニングテーブルからベッドサイドの棚や窓辺へ移すこともできます。他ブランドのコードレスデザインとの比較はおすすめのポータブルデザイナーランプのガイドで、全ラインナップはポータブルランプのコレクションでご覧いただけます。