ルイスポールセンのカタログに並ぶ小ぶりなペンダントの多くは、無地のスピニング加工アルミニウム製です。色はひとつ、シルエットもひとつで、視線は下に落ちる光へと向かいます。Cirque Pendantはその逆を行き、シェードに色の帯を塗り重ねました。本記事では、このストライプの由来、小さい2サイズの違い、そして住まいのどこでCirqueが真価を発揮するのかを見ていきます。
回転から生まれたペーパースタディ
Cirqueの出発点は照明工房ではなく、一台のデスクでした。Clara von Zweigbergkはストックホルムを拠点とするグラフィックデザイナーで、色、紙、印刷を用いた仕事で知られています。彼女はスタジオで、面ごとに色を配した紙の模型を折りました。その模型を回転させると、別々だった色面が溶け合い、途切れのないリングのように見えたのです。動き出した途端に平面の色が帯へと変わる。この視覚効果こそが、ランプのアイデアのすべてです。
ルイスポールセンはこの発見を金属に置き換えました。シェードは同社の多くのペンダントと同じ製法による、スピニング加工のアルミニウム製。色は水平の帯として塗装され、トーンからトーンへと柔らかく移り変わりながらフォルムを包みます。名前はその着想源を示しています。ストライプは、コペンハーゲンのチボリ公園にある気球、メリーゴーラウンド、玉ねぎ型ドームへのオマージュです。夏の夜のチボリは、塗装された木、色とりどりの電球、そしてくるくる回るものでほぼできています。

シェードの構造
よく見ると、Cirqueはシンプルなオブジェです。重要なパーツは3つあります。
- アウターシェード。スピニング加工のアルミニウム製で、レッド、カッパー、グレーの濃淡によるストライプが塗装されています。各カラーは一番上の帯にちなんで名付けられ、Grey Top、Copper Top、Red Topがあり、現行のラインナップにはYellow Topも加わっています。
- インナーリフレクター。白のラッカー塗装で、外側が何色でもランプの内側はニュートラルに保たれます。テーブルに届くのはやわらかな白いダウンライトで、ストライプの色に染まることはありません。
- サスペンション。3 mのオフホワイトのファブリックコードとキャノピーが付属します。淡い色のコードのおかげで、視線は天井へ伸びるラインではなくシェードにとどまります。
写真では見落としがちですが、この白い内側こそが実用上のポイントです。部屋の向こうから見ればCirqueは色のあるオブジェですが、その下に座ればグレアのないルイスポールセンのペンダントとして働きます。消灯時の外観は、まるで宙に掛けた版画のよう。だからこそ、無地のドームでは埋もれてしまう部屋にもよく合うのです。
Ø 150かØ 220か:サイズの選び方
Cirqueには複数の径があり、一般的な住まいで候補になるのは小さい2サイズです。以下の数値は製品仕様からそのまま引用しています。
- Ø 150:幅150 mm、高さ189 mm、重量はカラーにより1.2–2.4 kg。E27電球1灯、最大25 W。
- Ø 220:幅220 mm、高さ295 mm、重量2.0–3.6 kg。E27電球1灯、最大40 W。
Ø 150はあらゆる意味で小さなランプです。高さ19 cm未満なので、頭や戸棚の扉の邪魔にならないよう吊るしたい場所で活躍します。テーブルランプの代わりにベッドサイドの低い位置に、細長い玄関コンソールの上に、あるいは窓辺のカフェコーナーに。電球の上限が低めなので、部屋全体の照明というより、アクセントや読書灯としての役割です。
Ø 220は存在感が増し、ドアのところからでもストライプがはっきり読み取れるスケールです。二人用の小さな丸テーブルの上に1灯で吊るす、あるいはキッチンカウンターの上に2〜3灯並べるのに適したサイズで、繰り返される帯がカウンターに沿ってリズムを生みます。1列の中でサイズやカラーを混ぜるのも、このデザインが誘う楽しみ方です。共通のドーム形状が、変化に富んだグループをひとつにまとめてくれます。大きなダイニングテーブルや吹き抜けの空間には、Ø 380もあります。
電球は付属しません。すべてのサイズが屋内用のIP20です。

カラーの選び方
カラーによって、ランプの主張の強さが決まります。最も控えめなのはGrey Top。塗装された帯がドームの陰影のように見え、オーク、コンクリート、淡い色の壁とも自然になじみます。Copper Topはより温かみがあり、真鍮の金具、テラコッタ、ウォールナットとよく合います。Red Topはチボリを最も直接的に思わせるカラーで、白いキッチンや淡い色調の寝室など、視界に入る強い色がそれだけという場所で最も映えます。
内側は常に白なので、選ぶ基準は日中の部屋での見え方と、消灯時のオブジェとしての姿だけ。料理や本を照らす光の色が変わることはありません。

Cirqueと無地のアルミニウムペンダントを比べる
Cirqueのサイズ感は好きでも色に迷うなら、同じスピニング加工アルミニウム構造を持つルイスポールセンの小型ペンダントがほかに2つあり、比べてみる価値があります。Mads OdgårdによるAbove Pendantは、マットブラックまたはホワイトのコーン形で、頂部のアーチ状の開口からわずかな光が上方へ漏れます。BIGのJakob LangeによるKeglen Pendantは、ステム周りに曲面のオパールインサートを備えたコーン形で、LEDを内蔵しています。
| Cirque | Above | Keglen | |
|---|---|---|---|
| デザイナー | Clara von Zweigbergk | Mads Odgård | Jakob Lange(BIG) |
| 小型サイズ | Ø 150(高さ189 mm)、Ø 220(高さ295 mm) | Ø 175(高さ210 mm)、Ø 250(高さ300 mm) | Ø 175(高さ134 mm)、Ø 250(高さ270 mm) |
| 仕上げ | カラーストライプ塗装、内側は白ラッカー | マットブラックまたはマットホワイト、内側は白 | マットブラックまたはマットホワイト、オパールポリカーボネート製ディフューザー |
| 光源 | E27、最大25 W(Ø 150)または40 W(Ø 220) | E27、最大60 W | LED内蔵、5.5 W(Ø 175)または8 W(Ø 250) |
| コード | 3 m、オフホワイトのファブリック | 3 m、シェードと同色のファブリック | 4 m、シェードと同色のファブリック |
| 向いている用途 | 小さな空間に色とグラフィックな存在感を添える | 上方へのやわらかな光を伴う手元灯 | アイランドやカウンターの上を低くフラットに照らす |
要するに、AboveとKeglenは形のデザインで、色は部屋に委ねます。Cirqueは自ら色を持ち込みます。明るいオブジェがひとつ欲しいニュートラルなインテリアなら、Cirqueはペンダントとグラフィックアートの役割を一度に果たします。すでに柄の多い部屋なら、無地のコーンの方が落ち着くことが多いでしょう。コンパクトな住まいの小型ペンダントを広く検討しているなら、小さな住まいのためのデザイナー照明のガイドで、限られた部屋での配置を紹介しています。
Cirqueのある暮らし
Ø 150は低めに吊るし、座ったときに下端がおおよそ肩の高さに来るようにします。そうすれば白いリフレクターが隠れ、光がベッドサイドテーブルや本に落ちます。カウンターの上では、Ø 220のシェードを等間隔かつ同じ高さに並べ、あとはストライプに任せましょう。ストライプ柄のドームで高さをずらすと、意図せずそうなったように見えがちです。3 mのコードなら、ほとんどの天井で調整の余裕があります。
塗装アルミニウムのお手入れは、乾いた布か軽く湿らせた柔らかい布で十分です。帯の部分に研磨剤入りのクリーナーは避け、反射光をきれいに保つため、白い内側もときどきほこりを払ってください。
Cirqueをポール・ヘニングセンのシェード、ヴェルナー・パントンのドーム、そして新しいデザインと見比べるなら、ルイスポールセンのコレクションをご覧ください。
