ルイスポールセンは Panthella Portable を二つのサイズで作っている。その隔たりは、直径90 mmという差が思わせるよりも大きい。V3の二機種は高さが違い、シェードの素材が違い、一回の充電で灯る長さも、部屋のどこまでを受け持てるかも違う。Ø160 mmとØ250 mm、どちらを選ぶかを整理する。
ひとつのデザインを、二つの寸法で
ヴェルナー・パントンが1971年、ルイスポールセンのために Panthella をデザインした。原理はそこから動いていない。シェードとトランペット型のベースがひと続きのリフレクターとして働き、光源は視界に入らず、目に届く光はすべて二つの曲面で反射したあとの光になる。ダイニングテーブルの目の高さに置いても誰もまぶしさを感じないのはそのためで、明るいというより柔らかいと感じられるのもそのためだ。
コードレス版はこのジオメトリーをそのまま残し、コードだけを取り去った。Panthella 160 Portable Lamp V3 と Panthella 250 Portable Lamp V3 はどちらも、トップナットに組み込まれたタッチスイッチ、段階調光、USB-C充電、そしてベースの白い充電インジケーターを備える。実際に異なるのはスケールであり、スケールがそれぞれの居場所を決める。

二つのサイズを並べて見る
| Panthella Portable V3 | 160 | 250 |
|---|---|---|
| 直径 | Ø160 mm | Ø250 mm |
| 高さ | 241 mm | 346 mm |
| 重量 | 0.9–1.0 kg | 1.0 kg |
| シェード | オパール、オペイク、メタライズ仕上げのポリマー | 射出成形アクリル(オパール)またはポリカーボネート(オペイクの色) |
| ベース | 射出成形のリサイクルポリマー | 射出成形ポリカーボネート(クロム仕様はABS) |
| 光源 | LED内蔵、2.5 W、2700 K | LED内蔵、6 W、2700 K、456 lm |
| 公称点灯時間 | 最大輝度で最長8.5時間 | 明るさ33%で約5.5時間 |
| 充電 | USB-C、1.5 A以上のアダプター | USB-C、1.5 A以上のアダプター |
| 仕様 | 屋内向け。ベッドサイド、棚、バルコニー | IP44、屋内と屋外 |
| 向いている場所 | 一人分のテーブルセッティング、ベッドサイドテーブル、棚 | サイドボード、ソファの脇、屋外のテーブル |
表の一行には注釈が要る。160は最大輝度で最長8.5時間、250は明るさ33%で約5.5時間とされており、二つの数字は同じ条件で測られたものではない。そのまま順位として読むべきではない。どちらも1.5 A以上のアダプターからUSB-Cで充電し、ベースの小さな白いインジケーターが充電中であることを伝える。
それぞれのサイズが部屋でどう振る舞うか
Panthella 160 Portable
Ø160 mm、高さ241 mmの小さいV3は、カップとソーサーほどの設置面積に収まり、重さは0.9–1.0 kg。片手に皿を持ったまま、もう一方の手で持ち上げて置き直せる。内蔵LEDは2.5 W、2700 Kで、暖かく控えめな光量にとどまる。一人分、本一冊、テーブルセッティングひとつ分の明かりだ。ルイスポールセンはベッドサイドやバルコニー、棚のための灯りと説明していて、それは実際の姿を正しく言い当てている。長いテーブルに二つか三つ間隔をあけて置けば、端に大きな一灯を据えるよりも食卓の空気が整う。シェードはオパール、オペイク、メタライズ仕上げのポリマー、ベースは射出成形のリサイクルポリマーで、手にしたときの軽さはそこから来ている。
Panthella 250 Portable
250はØ250 mmで高さ346 mm、小さい方より頭ひとつ分高く、重さは1.0 kg。LEDは6 W、2700 Kで公称456 lm、付属品ではなくテーブルランプそのものとして読める明るさがある。サイドボードやコンソール、ソファ脇のテーブルに置けば、その一角を単独で支える。シェードはオパール系が射出成形アクリル、オペイク系がポリカーボネートで、ベースはポリカーボネート(クロム仕様はABS)。IP44で屋内外に対応するため、バルコニーやテラスのテーブルで長い夜を過ごすのも守備範囲に入る。

スイッチ、調光、充電
どちらもトップナットへのタッチで操作し、連続的に滑らせるのではなく決まった段階で調光する。おかげで設定が再現できる。自分の夜の明るさを一度覚えれば、毎回そこへ戻れる。160には長押しのロックが加わる。小さな機能だが、鞄に入れて持ち歩くとき、屋外へ持ち出すとき、小さな手が届く場所に置くときには効いてくる。
充電はどちらもUSB-Cで、1.5 A以上のアダプターから行う。ベースの白いインジケーターが今どの状態かを教える。毎晩使う灯りは、空になってから慌てて充電するより、夜のあいだに充電しておく習慣のほうが付き合いやすい。実際にはこの習慣を必要とするのは250のほうだ。公称の点灯時間は、最大出力の三分の一で測っていてなお短いほうだからだ。

色、仕上げ、そして最後の判断
二つのパレットは重なりつつ、一致はしない。160 V3は十九の仕上げ、250 V3は十七の仕上げで並び、どちらにもパントン自身の色を呼び戻すOriginalのオパールシェード(オレンジ、レッド、ブラウン、グリーン)が含まれる。加えて柔らかいオパールのベージュ、ペールローズ、ペールブルー、そしてマットなオペイクのブラック、コーラル、モスグリーン、バーガンディ、インディゴブルーがある。ブラスメタライズとハイラスタークロムメッキは160のリストにだけ現れる。目安はこうだ。オパールのシェードは透けて光り、周囲の面まで照らす。オペイクのシェードは色を外側に保ち、光を下へ送る。クロムとメタライズの仕上げは、部屋をこちらへ映し返す。
灯りをよく動かすなら、グラスや皿とテーブルを分け合うなら、あるいは一灯より二灯三灯がよいなら160を選ぶ。コード付きのテーブルランプの仕事を代わりに担わせるなら、夜を屋外で過ごすことが多くIP44が実際に意味を持つなら、あるいは天板が広くて小さいほうでは頼りなく見えるなら250を選ぶ。どちらも捨てがたいときは、250を定点に、160を二つ動く衛星として使う組み合わせが成り立つ。色の展開は互いを関連づけられるほど近い。

白いオパールアクリルのシェードとアルミニウムのベースで組まれた旧型の Panthella 250 Portable Lamp V2 もある。その構造こそを求めているなら選択肢になる。コードレスという形式をもっと広く見たいなら、ポータブルデザイン照明のまとめ が代替案を扱っている。Portable Lamps コレクション を見れば、二つのPanthellaがこのカテゴリーの他とどう並ぶかがわかる。
