RosendahlのGrand Cru保存容器は、ずんぐりとした50 clから背の高い2リットルの円筒まで5つの容量で展開されていて、そのすべてが同じ直径11 cmです。この記事では、ひとつの設置面積が棚の上で何を意味するのか、小麦粉、パスタ、コーヒー、ナッツにはどのサイズが合うのか、そして寄せ集めではなく計画的に見える並べ方を説明します。
直径はひとつ、高さは5種類
Grand Cruは、デンマークのデザイナー、エリック・バガーが手がけたRosendahlのシリーズで、同じ名前のGrand Cruグラスも彼のデザインです。保存容器もグラスと同じ考え方でつくられています。無鉛の透明ガラス、飾りのない円筒、中身と張り合う装飾は一切ありません。変わるのは高さだけです。Rosendahlは全サイズで底面をØ11 cmに揃え、容量が増えるほど容器が上へ伸びていく構成にしています。
この決断は、見た目以上に大きな役割を果たします。設置面積が変わらないため、50 clの容器も2リットルの容器も、棚や作業台で占める奥行きはまったく同じです。スペースは11 cm単位で一度計画すれば済み、あとは何を保存するか、棚の高さがどれだけあるかで高さを選ぶだけ。口縁とふたが同じ軸上に並ぶので、サイズを混ぜても無関係な5つの容器ではなく、ひとつの家族として見えます。
ふたはバイオマス由来のプラスチック、Circulen Renew製で、ブラックのモデルでは容器の上端に濃い帯をつくります。透明なガラスと、中に入れた穀物や豆の色を背景に、黒いふたは棚に引いた一本の線のように揃います。食器洗い機は最高55°Cまで使用でき、油分の多いナッツや挽いたコーヒーを入れる容器ではこれが大切になります。

5サイズの一覧
以下の数値はRosendahlの製品データによるものです。5つの容器はすべて直径Ø11 cmで共通です。
| 容量 | 高さ | 重さ | 向いているもの |
|---|---|---|---|
| 50 cl | 11 cm | 0.565 kg | 塩、砂糖、レーズン、ナッツ、細かな日用品 |
| 75 cl | 14.5 cm | 記載なし | 紅茶、少量のコーヒー豆、種子類 |
| 1.0 l | 18 cm | 0.9 kg | 小麦粉、米、穀物、種子類、コーヒー |
| 1.5 l | 24 cm | 1.21 kg | ショートパスタ、小麦粉、穀物、スパゲッティ |
| 2.0 l | 30 cm | 1.1 kg | 長いスパゲッティ、まとめ買いした乾物 |
いちばん小さな容器は幅と高さが同じ11 cm×11 cmで、ほぼ立方体に近いプロポーションは棚の手前や朝食のテーブルにすっきり収まります。いちばん背の高い容器は幅の3倍近くあり、一本の柱のような存在になります。その間のサイズはほぼ均等な間隔で高くなっていくので、どう組み合わせても自然なリズムが生まれます。
保存するものから容量を選ぶ
選ぶときにいちばん役立つのは、棚からではなく中身から考えることです。
少量のもの、毎日手に取るもの
GC Storage jar 50 cl blackは、塩、砂糖、レーズン、ナッツのための容器です。ひとさじずつ使い、次に使うまで鮮度を保ちたいものに向いています。Rosendahlはクリップなどの細かな日用品の収納にも勧めていて、キッチンだけでなくデスクの上でも活躍します。高さ11 cmなので、たいていの吊り戸棚の下でもふたを持ち上げる余裕があります。

コーヒー、小麦粉、毎日の定番食材
GC Storage jar 1,0 l blackはオールラウンダーです。1リットルあれば、コーヒー豆、小麦粉、米、種子類を日々使う分だけ入れておけて、高さ18 cmなら一般的なキッチンの棚にもすっと収まります。まずひとつだけ選ぶなら、多くのキッチンでいちばん出番が多いのがこのサイズです。75 clの容器はこれと最小サイズの間に位置する高さ14.5 cmで、紅茶や、コーヒーを少しずつ楽しむ人に合います。
パスタ、穀物、たっぷりの小麦粉
GC Storage jar 1,5 l blackは高さ24 cmで、ペンネやフジッリのようなショートパスタ、多めの小麦粉や穀物にぴったりです。Rosendahlはスパゲッティも用途に挙げていますが、長い麺は低い容器から頭が出てしまいます。そこで出番となるのが最も背の高いサイズです。
長いスパゲッティ
GC Storage jar 2,0 l blackは、スパゲッティ専用の容器としてシリーズに加わりました。高さ30 cmで長いパスタを立てたまま収められ、Rosendahlによれば作業台に置いても、深いキッチンの引き出しに寝かせて入れてもよいとのこと。もちろんスパゲッティに限らず、2リットルの容量はまとめ買いしたどんな乾物にも向いています。

棚に並べる
どの容器も幅11 cmなので、棚の長さがそのまま容器の数に換算できます。容器同士がぶつからずに取り出せるよう指一本分の間隔を空けると、60 cmの棚には4つか5つが無理なく並びます。背の高いサイズを選ぶ前に、上の棚までの有効高さを測っておきましょう。容器の高さに加えて、ふたを持ち上げる手のスペースが必要です。
うまくいきやすい並べ方は3つあります。
- 階段状に並べる。小さいものから大きいものへ、高さ順に並べます。直径が一定なので黒いふたがきれいな斜めの線を描き、最もグラフィカルな見え方になります。目の高さのオープン棚に向いています。
- 同じサイズを揃える。同じサイズの容器を2つか3つ並べます。たとえば1.0 lの容器に種類の違う小麦粉やコーヒーを。高さが揃うと落ち着いて見え、ラベルも貼りやすくなります。
- 奥に高いもの、手前に低いもの。奥行きのある作業台なら、50 clの容器の後ろに1.5 lか2.0 lの容器を置くと、どちらも見えて手が届きます。直径が同じなので、この組み合わせも意図して選んだように見えます。
透明なガラスは実用面でも役立ちます。何が残り少ないかがひと目でわかるからです。見た目の似た中身(たとえば種類の違う小麦粉)は高さの違う容器に入れておけば、ラベルはほとんど必要ありません。

使い続けるために:密閉とお手入れ
どのふたもシリコンリングで閉まり、これが中身を乾燥した状態で新鮮に保ちます。シリコンリングは何年も開け閉めや食器洗い機での洗浄を繰り返すうちに劣化しますが、Rosendahlは交換用リングを別に用意しているので、パッキンがへたったからといって容器を手放す必要はありません。リングを替えれば閉まり具合は元どおりになり、このシリーズが一生使えるキッチンの基本アイテムとされる理由のひとつもそこにあります。
お手入れで覚えておくべき数字は、食器洗い機の上限55°Cだけです。短めで低温のコースを選ぶと、ふたとリングを傷めません。詰め替える前にはガラスを完全に乾かしてください。とくに小麦粉や挽いたコーヒーは、わずかな水分でもすぐに固まってしまいます。すでにRosendahlのGrand Cruグラスをお使いなら、Grand Cruのタンブラー、赤ワイン、白ワイン、シャンパングラスの比較記事で、同じシンプルな円筒がシリーズ全体にどう受け継がれているかをご覧いただけます。
多くのキッチンにとって手始めにちょうどよいのは、塩やナッツ用の50 clをひとつ、コーヒーと小麦粉用の1.0 lを2つ、パスタ用の背の高い容器をひとつという組み合わせです。棚が埋まっていくのに合わせて買い足しても、新しい容器はいつも同じ11 cmのスペースに収まります。ミルやカッティングボードなど、ほかの収納アイテムと合わせて見るなら、キッチンコレクションの全体をご覧ください。
