Marimekkoは、Unikkoのポピー柄を性格の異なる2種類のベッドリネン生地にプリントしています。スレッドカウント200のコットンパーケールと、スレッドカウント220のオーガニックコットンサテンです。柄も、シングルの掛け布団カバーのサイズも、届いたときに入っている共布のポーチまで共通ですが、ベッドに入った瞬間に両者の違いははっきりわかります。このガイドでは、2つの織りを分けるポイントと、あなたの眠り方に合うのはどちらかを解説します。
ひとつのポピー、2つの生地
マイヤ・イソラがUnikkoを描いたのは1964年。当時のMarimekkoのコレクションには、花柄はほとんどありませんでした。それでもイソラはこのテーマに惹かれ、新しい花柄のシリーズを一式描き上げます。そのなかで最もよく知られるようになったのが、このポピーです。60年を経た今、Unikkoはブランドを代表するパターンとなり、ドレス生地からマグカップまであらゆるものにプリントされ、Marimekkoにおける創造性の象徴となっています。この柄の歩みをより詳しく知りたい方は、生地からテーブルウェアまで、Unikkoの歴史をたどった記事をご覧ください。
ベッドの上では、この柄が本来のスケールで生きてきます。150 x 210 cmのシングル掛け布団カバーなら、大きくのびやかに描かれた花がゆったりとリピートする余地があり、Unikkoがほかのどこよりも掛け布団カバーで映えるのはそのためです。2つのバージョンで変わるのは図柄ではなく、その下の生地。そしてその生地こそが、寝心地や日中の光の中での見え方、1年を通した使い心地を決めるのです。

パーケールとサテン:織りがもたらす違い
パーケールは平織りです。糸が1本ごとに上、下と交互に交差するため、表面は目が詰まって均一で、つやのないマットな仕上がりになります。この構造が、パーケールならではのパリッとしてややひんやりとした手ざわり、ホテルで整えたばかりのベッドのような感触を生みます。通気性がよく、洗うたびに少しずつやわらかくなりながらも、ハリは失われません。Unikko Duvet Cover 150 x 210 cmはこの織りで、オーガニックコットン75%、リサイクルコットン25%の生地を使っています。
サテンはコットンを朱子織りにした生地です。1本ずつ上下に交差するのではなく、糸が何本かをまたいで浮いてから下にくぐるため、糸の多くの部分が表面に出ます。その結果、なめらかでしなやか、ほのかな光沢があり、体に沿うように落ちる生地になります。Unikko Satin Duvet Cover 150 x 210 cmは、オーガニックコットンのみをこの方法で織り上げています。
スレッドカウントはパーケールが200、サテンが220と近く、決め手にはなりません。20本の差より、織りの違いのほうがはるかに大きな意味を持ちます。重さも同じで、150 x 210 cmサイズではパーケールのカバーが1.2 kg、サテンのカバーが1.1 kg。やわらかく感じられるサテンのほうが、実はわずかに軽い生地なのです。
Unikko パーケールとUnikko Satinを比較
| Unikko(パーケール) | Unikko Satin(サテン) | |
|---|---|---|
| 織り | 平織りのコットンパーケール | 朱子織りのコットンサテン |
| スレッドカウント | 200 TC | 220 TC |
| 素材 | オーガニックコットン75%、リサイクルコットン25% | オーガニックコットンのみ |
| 肌ざわり | パリッとしてマット | なめらかで、やわらかな光沢 |
| 暖かさ | ひんやりとして通気性がよい | より暖かく、体に沿う |
| おすすめの季節 | 春夏、暑がりの方なら通年 | 秋冬、または涼しい寝室 |
| 掛け布団カバー 150 x 210 cmの重さ | 1.2 kg | 1.1 kg |
| 枕カバー 50 x 60 cmの重さ | 0.19 kg | 0.17 kg |
| シリーズのその他の掛け布団カバーサイズ | 135/140 x 200 cm、210 x 210 cm | 240 x 220 cm |
| カラー | 7色(White / RedからCharcoal / Off-Whiteまで) | Plum / Pink / Elmwood / Toffee |
| ディテール | 上部の角にハンドオープニング、共布ポーチ付き | 上部の角にハンドオープニング、共布ポーチ付き |

生地によって変わる色の見え方
織りは、肌ざわりと同じくらいプリントの見え方も変えます。マットなパーケールでは、Unikkoはフラットでグラフィカルに映り、インテリア用コットンにプリントされたイソラのスクリーンプリントに近い印象です。輪郭はくっきり、色は均一で、光沢はありません。そのため、明るくコントラストの強いカラーによく合います。カラー展開が豊富なのはパーケールで、Off-White / Blueberry / Cold Blue、その配色を反転させたBlueberry / Off-White / Cold Blue、Sand / Off-White / Hay / Emerald、Charcoal / Off-White、定番のWhite / Red、Beige / Off-White / Rose、Off-White / Sage / Dark Blueがそろいます。
サテンは浮いた糸に沿って光をとらえるため、同じ図柄でも、ベッドのまわりを動くたびに奥行きとやさしいきらめきが生まれます。Marimekkoがサテン版に用意したのは、温かみのあるPlum / Pink / Elmwood / Toffeeの1色のみ。この配色には光沢がよく似合い、深いプラムやトフィーの色調は、マットなコットンよりも光沢のある表面でいっそう豊かに見えます。夕方の灯りが落ち着いた寝室ではサテンのカバーがひときわ艶やかに映え、明るい朝の光の中ではパーケールのほうがシャープで爽やかに見えます。
ここから実用的なポイントが見えてきます。カーテンやスロー、ほかのプリントテキスタイルと合わせたいなら、パーケールのカラー展開のほうがはるかに選択肢が広がります。落ち着いた部屋の中で、ベッドだけを温かく鮮やかな存在にしたいなら、サテンのカラーがそれひとつで叶えてくれます。

サイズ、枕カバー、日々の使い心地
どちらの織りにも同じ50 x 60 cmサイズの枕カバーがあるので、ベッドメイキングは簡単です。Unikko Pillow Case 50 x 60 cmは掛け布団カバーと同じパーケールで仕立てられ、パリッとしてひんやりとした感触です。Unikko Satin Pillow Case 50 x 60 cmはサテンならではのなめらかで控えめな光沢のある表面で、顔に触れる部分にはこちらを好む人も多くいます。サイズが共通なので、組み合わせも自在です。パーケールのカバーにサテンの枕カバーを合わせれば、顔が触れるところはやわらかく、体を覆う部分はひんやりとした生地のままにできます。
シングルサイズ以外では、2つのシリーズのラインナップが分かれます。サテンのシリーズにはダブルベッド用の幅広い240 x 220 cmのカバーがあり、パーケールのシリーズには135/140 x 200 cmと210 x 210 cmがあります。織りを選ぶ前に、お手持ちの掛け布団のサイズを確認してください。必要なサイズで、答えが自然に決まることもあります。
日々の扱いやすさは、どちらも変わりません。上部の角にあるハンドオープニングから手を入れて掛け布団の角をつかめるので、カバー交換がスムーズです。それぞれ同じ生地のポーチに収められていて、予備のセットをしまっておくのに便利です。お手入れ方法も共通で、初めて使う前にラベル表示の温度で同系色のものと一緒に洗い、最初の3回は単独で洗ってください。最大5%縮むことがあるため、ワンサイズ小さいものを選ぶのではなく、縮みを見込んでおきましょう。パーケールは物干しや乾燥機から取り出して手で整えると最もきれいに仕上がり、サテンは干してもしわが少なく、乾燥させすぎなければ光沢が長持ちします。

どちらを選ぶか
暑がりの方、入った瞬間にひんやりと感じるパリッとしたベッドが好きな方、オリジナルのWhite / Redを含む明るい7色から選びたい方には、パーケールがおすすめです。より幅広く使え、ほかのMarimekkoのプリントとも合わせやすいセットです。
なめらかでしなやか、やわらかな光沢のある生地が好きな方、涼しい寝室で眠る方、秋冬により暖かく感じるベッドにしたい方には、サテンがおすすめです。唯一のカラーであるPlum / Pink / Elmwood / Toffeeは、多くの人がこのポピー柄に抱くイメージよりも、深く落ち着いた表情をUnikkoに与えています。
暖房を入れる季節にはサテン、春になったらパーケールへと、両方をそろえて使い分ける家庭も少なくありません。シングルのカバーと枕カバーはサイズが共通なので、入れ替えてもフィット感に妥協はありません。どちらのセットにも合わせられるシーツやほかのカバーは、ベッドリネンのコレクションでご覧いただけます。
